セカンドキャリア「転職活動」〜市役所「社会人経験者」試験に挑戦してみた

キャリア・天職

セカンドキャリアを考える上で、自分の人生の意味を考えるために、もう一度、学び直しをしたり、自分探しに明け暮れたとしても、まだ、50代で収入なしで生きていくこともできませんね。

私も、大学院の卒業後、仕事をどうしようかと考えた時、住んでいた仙台市で、社会人経験者採用というのがあることを知りました。受験資格で、年齢制限は、なんと、59歳まで!

50代でも受験できるのです。学歴は不問で、中卒、高卒でも良くて、職歴としては、直近7年中に4年以上の職務経験があることというものでした。

採用試験について調べる

さて、これはチャンスかもしれない。

社会人としての経験を生かして、行政でベンチャー産業の育成、あるいは、観光などの分野、あるいは、市長と近いところで、市政全般のアドバイスなんかしたら面白いのではないかと思ったからです。

さっそく、試験について調べてみました。

民間経験者採用試験は、1次試験が筆記試験で、教養試験(5択マークシート)と経験者論文でした。そして、1次の合格者が2次の面接に進むのです。

教養問題は、次のような分野から出題されます。

●知識分野
政治・経済、社会、社会倫理、思想、日本史、世界史、地理、文学・芸術、国語、数学、物理、化学、生物、地学
●知能分野
文章理解(現代文、古文、英語)、判断推理(パズル)、数的推理(数学)、資料解析

勉強し始める

教養試験で合格しなければ、2次に進めません。ここは、面接まで進まなければ話になりませんから、試験対策に取り組むことになりますが、準備期間は、2ヶ月を切っていたと思います。

こういう短期での試験準備は、2年前、大学院の社会人入試の時と同じだ!

今回は、論文とビジネス経験でアピールすることが自分のアドバンテージなので、ペーパー試験は、なるべく時間をかけずにやっつけるという方針をたてました。

社会科分野は、時間もないので自分の常識の範囲で勝負する。数学の分野は、問題の解き方ガイドみたいな本をネットで探して、それだけをマスターする。

それで、試験にのぞみましたが、結果は不合格。

後から知ったのですが、受験した仙台市の社会人経験者採用は、競争率が異次元に高かったんですね。

ちなみに、平成27年度の試験結果を見ると、社会人経験の「事務」採用20名程度に対して、受験者数が643名で、筆記試験の合格者が35名で、約18倍。面接の結果で18名が採用ですから、面接で半分に絞るということですね。競争率は36倍。

まあ、大学院の入試のときは、たしか8人か9人が受験していて、英語と専門の筆記試験と面接がありましたが、受験申し込みの際に、かなり論文というか受験動機、研究テーマというような文章を書きますから、それらが総合して判断されたのだと思います。

それでも、倍率は2倍ですから、仙台市の36倍というのは、すごい数字です。

学んだこと

社会人経験の採用といっても、対象は29歳以上の、一度会社に就職して社会人経験をした人なので、おそらく優秀で、まだ頭のやわらかい、元気な30代がメインなんでしょうね。50代の無謀な挑戦でした。

それにしても、数学というか、パズル問題が出来ないのは、歳のせいだとしても、社会、歴史、文化などの一般常識問題も全然できないのはショックでした。

それにしても、社会経験のない新卒者の採用が、彼らのポテンシャルを見るしかないので、筆記試験で、頭の良さというか、二十歳を過ぎても我慢して試験勉強をするという能力をみるのは理解できるのですが、社会人経験者を同じように筆記で決めるのはどうでしょう。

いずれにしても、50代を過ぎた世代が、59歳まで受験可能だとしても、地方公務員として働くのは、かなりハードルが高そうです。